奈良東大寺の梵鐘

東大寺の見どころの一つに奈良時代から伝わる巨大な梵鐘（国宝）があります。毎晩20時、奈良の街は梵鐘の古代の響きに包まれます。

大仏殿から二月堂に続く坂道を登ると鐘楼が丘と呼ばれるエリアに、現役最古の鐘があります。

梵鐘は、大仏開眼が行われた762年（天平勝宝4年）に作られたもので、古都奈良を彩る貴重な存在です。

大鐘を支える建屋の鐘楼も国宝に指定されています。現在の鐘楼は鎌倉時代から伝わる建物で、鐘楼と梵鐘が両方とも国宝指定されているのは全国でここだけです。